スウェード(Suede)-「Dog Man Star (Reissue 2CD+DVD)」はお買い得

ロックミュージックが好きである。特にギターロック。
ギターロックにも色々あるが、その中で好きなギターリストの一人がバーナード・バトラー(Bernard Butler)である。

特にアクの強いスウェード時代の物が。
最近セカンドアルバム「Dog Man Star」のコンプリートエディション版を買った。
少し高かったが買うだけの価値はあった。
買うまではファーストアルバム「Suede」を主に聴いていて、「Dog Man Star」はそんなに聴き返さなかった。
「Dog Man Star」は、バーナード・バトラーが作成途中で抜けたアルバムで、出来が中途半端だったイメージがあった。(実際は殆ど完成させた後に脱退)
今回リニューアル版を買った理由は以下の通りである。

・アルバム未収録の曲が未発表曲も含め、複数入っている。
・ステイトゥギャザー(Stay Together)のライブ映像がある。
・ステイトゥギャザーがリマスタリングされて入っている。

バーナード・バトラーのギターに飢えている俺としては買わない訳にはいかなかった。
しかし、予想に反してアルバム未収録の曲だけではなく、元々アルバムに入っていた曲も良かった。
以下が良かった曲

・We Are The Dog
・Heroine
・New Generation
・The Asphlt World
・Stay Together
・Whipsnade
・We Believe In Showbiz

バーナードがリマスタリングをした所為もあると思うが、個人的に以前と違った理由がIPodに落として聴いた所為もあると思っている。細かい理由が解からないが、特にITunesIPodにイコライザ設定はしていないのだが、低音(ベース音)が上がり、音に厚みがでている印象である。
元々アルバムに収録されていた曲「We Are The Dog」と「Heroine」のギターが良かった。
「We Are The Dog」は、本当かどうかは解からないが、どっかの雑誌で曲名に「We Are The Dog」(俺達は犬)と付けられてバーナードが怒ったと書かれていたが、そりゃこんないい曲にこの曲名は無いよなと思ったし。
「Heroine」はもうバーナードのギターがカッコいい。ファーストとは少し質が違っているが、アクの強さが残っているギターである。スウェード以降のギターも好きだし凄いのだが、やはりこのアクの強さ、グラマラスで艶やかなギターも良い。そのギターが、ボーカルのブレッド・アンダーソンのグラマラスなボーカルと絡み合うと、これまた凄い。
普段はあまりこういったビジュアル系というか、グラマラスな音楽は聴かないのだが、バーナード・バトラーのギターによって単なるグラマラスなイメージで終わらないロックミュージックになっている。

そしてステイトゥギャザーのライブ映像である。
もうバーナード・バトラーがカッコ良すぎる。
頭フリフリ、ケツもフリフリでギターを掻き鳴らすのだが、いやはや凄い。
ブレッド・アンダーソンには失礼だが、途中何度も「ブレッドはいいから、もっとバーナードを写せ!」と思ってしまった。
最後に他のメンバーが舞台袖に戻っているなか、関係なく一人で最後のギターフレーズを引き終わり、悦に浸る所。
舞台袖に戻りながら、ギターを掻き鳴らす所。
カッコ良すぎである。

最後にアルバムの「Stay Together」なのだが、俺はライブ映像に流れているバージョンのギターの方が好きである。

興味のある人はぜひ、以下の「Stay Together」のギターを聴いてから、「Dog Man Star (Reissue 2CD+DVD)」を買うことをお勧めします。
凄まじいギターです。
プロデューサー等の裏方に満足してないで、早く新しい曲でギターを弾いて貰いたいものである。

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