久保竜彦 引退

いつかは、引退すると思っていた。
今年3月になっても所属先決定のニュースがなかったので、どこかで覚悟はしていたが、野球の松井ではないが浪人もアリかとも思った。
正直、まだやれたと思う。
MFに転向も、アリなのではないかとも思った。
しかし、とうとうこの時がきてしまったか。
久保竜彦
様々な相反する要素を併せ持つ、稀有なプレイヤー。
様々なプレイスタイルが存在するが、そのどれにも当てはまらない。
竜の如きプレイヤー。
言葉では言い表しきれないプレーの数々。
もう、この先観る事ができなくなる。

指導者を目指すという。
久保竜彦が、将来どんなプレーヤーを育て、どんなチームを作りたいのか、興味深い。
しかし、「アンバサダー」か。まあ「旅人」よりかはいいのかな。

最後に。
久保竜彦が、W杯に出られなかったのは、残念を通り越して問題だと思っている。
出られなかった理由は現状「怪我」とされているが、これは建前である。
「W杯のFW先発メンバーは決まっていた」
これが俺の考えである。

W杯での「久保竜彦のゴール」。これが実現されていれば、それは日本国内、また世界に対しての日本サッカーの「宣伝」になったはずである。そしてその宣伝効果は将来の日本サッカーに表れていたはず。
もちろん、「久保竜彦のゴール」は「宣伝」だけではなく、素晴らしい「エンターテイメント」になったはず。

サッカーでの竜の扉は閉じられてしまった。
しかし、これまで魅せてくれた久保竜彦の心を揺さぶるプレーは残る。
もしかしたら指導者として再び、その扉は開かれるかもしれない。

これまで、すばらしいプレーをありがとうございました。
これからも、指導者として頑張ってください。応援してます。