久保投入はお早めに

相性の問題といえばそれまでだが、今季サンフレッチェ広島ヴァンフォーレ甲府戦で苦戦している。
ヴァンフォーレ甲府は前線、中盤とプレスをかけボールを奪い、そのまま人数をかけて攻撃してくる。
ぶっちゃけ、今のサンフレッチェ広島はプレスに弱い。
もう少し細かく書くと、それなりのフィジカル、テクニックのあるチームによるプレスにである。
今季序盤、他のチームも、もちろんサンフレッチェ広島にはプレスをかけてきた。
しかし、チームレベル(個々の選手のレベル)によっては、サンフレッチェ広島はそのプレスをかわせていたし、逆にそのプレスによって出来るスペースを利用していた。
チーム戦術の相性もあるのだが、結局チームの個々の選手の能力が高いチームに広島は苦戦している。
現状、俺が思うサンフレッチェ広島が苦戦するチームは、
ヴァンフォーレ甲府
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
湘南ベルマーレアジエルとジャーンがいる時の)
である。
ヴァンフォーレ甲府は今の順位にいるのが不思議なのだが、そこがある意味J2の恐ろしさなのだろう。
しかし、今日見る限り新しい外人FWが良さそうなので、順位を上げてくると思うが。
さて今日はそんな苦手なヴァンフォーレ甲府に対して、そんなにボール保持が出来ず、久々に先取点を前半にとられ、後半7分にも追加点を取られる。
まあ、ボール保持が出来ず、相手にそれなりFWがいれば今のサンフレッチェ広島は、点を取られてしまう。
逆を言えば、今季のサンフレッチェ広島は大体の試合はボール保持ができ、相手にそんなに凄いFWがいないから勝ち続けてこれたのである。
もちろん、今の甲府の順位を見れば、それでも勝ち続けるのは大変である事は解かる。J1昇格が決まるまでは基本これで良いのだろう。(それでも俺は久保はできるだけ、先発で使うべきだと思うが)
話を試合に戻すと、そんな2点を追いかける後半21分で久保竜彦の登場である。
まず第一に久保を出すのが遅い。
もっと早く出していればその分チャンスが増え、得点の可能性が上がった。
今日の久保の調子はなかなか良かったのだからなおさらだ。
ゴール前のヘディングによる青山への落とし、服部からのクロスをダイレクトタッチでニアに走りこんだ楽山にパス。共にゴールネットを揺らすのだが、青山はハンド(もしくはキーパーチャージ?)、楽山はオフサイドになり、それぞれの得点は無効になってしまったけど。
明確なターゲットができると、チャンスが増える。
もっと早くから観たかった。
まあしかし、今日の試合は負けてしまったが、今後を考える上でも良かったのではないか。